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インプラント
歯のない顎骨にチタン製のネジを埋め込んで、その上部にセラミックや金属の歯をかぶせるものです。
自分の歯のように噛めます。
健康な骨が十分にあることが必要です。
レントゲン検査、CT検査や血液検査などで判断します。
場合によっては人工骨を足して埋めることも可能です。
タバコを吸っている人は、骨や歯ぐきの血行が悪く、またヤニがついて歯周病をおこすので、生涯禁煙する必要があります。
骨粗しょう症や糖尿病などの患者さんには不向きです。
当院の手術では、いきなりドリルで骨を削るのではなく、オーギュメーターという千枚通しのような専用器具(
メディカルエイペックス社製
)を用いて、徐々に穴を拡げていきインプラントを埋め込むので安心安全です。
細い骨にも埋めることが可能です。
当院のインプラント体は、国産メーカーのAQBインプラントを使用しています。これは、生体に安全な純チタンを基材にして表面には骨との親和性の高いハイドロキシアパタイトがコーティングされているので、他社製と比べて骨との結合が早くて確実です。また、1ピース型なので破折の心配が少なく、手術も一回で済みます。
手術して2ヵ月後に仮歯で噛めるようになります。
入れ歯の下に埋め込んで、入れ歯をはずれにくくすることもできます。
インプラント周囲のクリーニングと定期検診が必要です。
O・A・M(大口式)インプラントシステムの治療手順
極細のドリル(直径0.3ミリ)でインプラントの位置決めをします。ほんとうに小さいから全く痛くありません。歯科治療特有の嫌な音もありません。時間にしたら僅か1秒です。
次に細いリーマー(手動のドリルみたいなもの)で専用器具の通り道をつくります。手動ですから何も音がしません。当然痛くもありません。
次から専用器具(O.A.Mオーギュメエーター)を使い穴をを広げるから太く、丈夫になります。※注1
太さを代えてだんだん穴を大きくしながら、さらに丈夫な骨にします。
必要な穴の大きさになるまで器具を取替えながら徐々に広げていきます。(図3〜5)骨を削らないから痛くありません。※注2
骨とインプラント体が結合したら歯がはいります。※注3
※注1:名古屋市立大学医学部で実証済。
※注2:O・A・M(大口式)インプラントは骨密度が極端に高く、手術中に骨が硬いと判断された場合は部分的にドリルを使用する場合があります。
※注3:骨が丈夫になるからドリルを使用する手術より短い期間で歯がはいります。
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